カーリースの審査って何を見られるの?通らなかった場合にできることは?
月々の利用料金を支払い、車を長期的に賃貸する「カーリース」。新たなスタイルの車の乗り方として注目を集めていますが、利用にあたっては審査があります。カーリースの契約を考えているものの、審査があると聞いて不安を感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、カーリースの審査でチェックされるポイントや、審査に通りやすくするための対処法などを紹介していきます。
1.カーリース申込みの流れ!カーリースには審査がある
日常的に車を利用するには、新車や中古車を自分で購入したり、知人などから譲ってもらったりするのが一般的です。しかし、最近はリース会社が購入した車を長期的に借り受け、毎月一定の料金を支払いながら利用するという「カーリース」が普及してきました。カーリースでは、まずリース会社が提供する商品を選んた後、自分が乗りたい車を決め、オンライン見積もりなどを経て審査を申し込む流れが基本です。審査に通過すれば晴れて契約となり、指定した車が自宅に納車されて利用できるようになります。審査に通過できなければ、カーリースを利用することはできません。
審査が行われるのは、毎月支払うリース料金の滞納や不払いを避けるためです。契約者にきちんと料金の支払い能力があるのか、事前に見極めなければリース会社が大きなリスクを持つということになります。審査はほとんどのリース会社で行われているため、カーリースの利用を検討している場合は、まず自分が審査に通るかどうかも考えなければなりません。
2.カーリースの審査で見られるもの
カーリースの審査内容や基準は各リース会社で異なりますが、チェックされやすい基本的なポイントはある程度共通しています。まずは、チェックされやすい審査項目を確認しておきましょう。
2-1.年収
ローンでも同じことですが、審査を行う側がもっとも気になるのは契約者の「支払い能力」です。ローンはあくまでも貸し付けであるため、利息をつけて返済してもらわなければなりません。支払い能力のない人にお金を貸してしまえば、将来返済が滞り、貸した側が損をする可能性が高まります。車を契約者に貸して毎月リース料金を支払ってもらうカーリースも、ローンに近い契約形態といえるでしょう。このため、リース会社は契約者の年収をはじめ、マイホームなど所有する資産を含めて支払い能力があるかどうか審査することが多いのです。年収と契約する車両のリース料総額のバランスによって審査結果が変わってくるため、ご自身の年収をしっかり把握して支払い可能なリース商品を選択することも一つのポイントといえるでしょう。
2-2.職業や勤続年数
継続してリース料金を支払うためには安定した収入が必要となるため、職業についても審査されることが多いです。正社員や公務員、医師など社会的に雇用が安定していると見なされる職業や、勤続年数が長い場合などは、審査が有利になります。逆に、いくら収入が高くても、フリーランスや自営業は安定性に問題があると判断され、審査が通りにくくなる可能性もあるので注意が必要です。
2-3.信用情報
過去に借金やクレジットカード、税金の支払い遅延など、いわゆる金融事故を起こしたことがある場合、信用情報機関にその記録が残ります。信用情報とは、個人の信用取引におけるさまざまな履歴のことで、ローンを組む際にはほぼ必ずチェックされるものです。年収が高い人でも、信用情報に問題があると将来的な支払いが滞る可能性を懸念され、審査に落ちる場合もあります。支払い遅延のほか、任意整理や自己破産などを行った場合も信用情報に記録されるので、思い当たるものがあれば注意しましょう。
3.未成年・アルバイト・専業主婦でも審査に通る?
審査で年収や勤続年数が重視されるなら、未成年者や非正規雇用者、専業主婦などはカーリースを利用できないのでしょうか。結論からいえば、リース会社や審査方法によっては審査に通過できる可能性もあります。過去に金融事故を起こし、信用情報に記録が残っていると難しい可能性が高いですが、そうでなければ契約は不可能ではありません。収入のない学生や専業主婦でも、連帯保証人をつけることができれば契約できる場合もあります。
4.カーリースの審査に必要なもの
カーリースの審査に申し込む場合、審査申込書のほか、運転免許証や住民票といった本人確認書類の提出だけで済むケースが多いです。ただし、申し込むリース会社によって必要書類は変わるので、事前に確認しておきましょう。
5.審査に落ちた・通らないかもしれない場合にやること
ここまで紹介した内容を見て「審査に通らないかも」と感じていたり、申し込んだものの審査に落ちてしまった方もいるでしょう。次は、審査に通らない場合の対処法について解説します。
5-1.保証人をつける
リース会社にとって最大の不安は、料金の不払いが起きるかどうかという点です。このため、収入が低かったり不安定な職業で支払い能力を不安視されやすい場合は、保証人をつけることで審査が通りやすくなる可能性もあります。保証人がいれば、料金の不払いが起きたとしても代わりに保証人に請求できるため、リース会社のリスクを軽減できるためです。ただし、保証人自身の収入や信用情報に問題があると意味がありません。安定した収入・職業の方や、過去に借金返済の滞納などをしたことがない方に頼み、保証人になってもらいましょう。
5-2.車種を変える
カーリースのリース料金は、車種やグレードに応じて変わります。ハイグレードな車種になるほど料金が上がり、求められる支払い能力も高くなります。このため、審査に落ちた場合は車種を変えたりグレードを下げたりして、毎月のリース料金を抑えると良いでしょう。どうしても利用したい車種が決まっているなら、新車を諦めてリース料金の安い中古車にするという方法もあります。
5-3.信用情報を確認する
自分の信用情報がどうなっているかわからない場合は、信用情報機関に信用情報の開示を請求しましょう。借金をしたことがなくても、クレジットカードなどの滞納記録が残っている可能性もあるため、確認しておくと安心です。信用情報機関は信用情報を管理している会社であり、日本には「全国銀行個人信用情報センター」「株式会社シー・アイ・シー」「株式会社日本信用情報機構」の3つがあります。信用情報機関により情報開示の方法が異なるので、それぞれ確認しておきましょう。なお、金融事故の内容によっては、5年以上信用情報に記録が残る場合もあるため注意が必要です。
5-4.頭金を多めに設定する
カーリースは基本的に頭金がなくても利用できますが、リース会社によっては頭金を支払うことで、月々のリース料金を抑えることも可能です。月々の料金が下がれば支払いの負担も軽くなるため、契約者の収入などに多少の不安があっても審査に通りやすくなるケースもあります。まとまった資金を用意できるのであれば、頭金を多めに支払うと良いでしょう。
ただし、頭金にも上限金額があるので、リース会社に確認が必要です。
5-5.金融事故情報が消えるまで待つ
過去に返済を滞納したり、任意整理や自己破産などを行って借金を整理したりした場合、信用情報に記録が残ります。信用情報に記録がある期間は、審査に通るのが難しくなるでしょう。ただし、信用情報は永遠に残るわけではなく、金融事故の内容に応じて5~10年で削除されます。つまり、金融事故を起こしてから5~10年以上経過し、信用情報が削除されれば審査でマイナスになりにくいということです。急いでいなければ、金融事故情報が消えるまで待ってからカーリースに申し込むという方法もあります。金融事故情報が削除されたかどうかは、信用情報機関に情報開示を請求すれば確認できるので問い合わせてみましょう。
自信がない・通らなかった場合は対策を
カーリースの審査は、一般的なローンと同じく収入や職業、信用情報などを重点的にチェックされることが多いです。審査に通るか自信がない場合や、実際に申し込んだけど通らなかったという方は、今回紹介したポイントを見直して対策をしてみてください。人気の高まりにともない、大手を含めリースを取り扱う会社の数も増えつつあります。本記事を参考のうえ、審査に通過して楽しいカーリースライフを送りましょう。
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