中古車ってどれくらいで納車されるの?早く乗るためにできることは?
車を購入したり買い替えたりするときは、「早く乗りたい」と納車が待ち遠しくなるものです。ただ、いざ中古車を購入したり、検討したりしている場合に、「どれくらいで納車されるのだろう?」と疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。この記事では、中古車をこれから購入する方や契約した方に向けて、一般的な納車までの期間や、できる限り早く車に乗るためにできることを紹介します。
1.中古車を購入してから納車になるまで
まずは、中古車を購入してから納車までの一般的な流れと、どれくらいの期間がかかるのかについて見ていきましょう。
1-1.購入から納車までの流れ
中古車を購入するときの一般的な流れは、以下のようになります。まずは購入したい車を決定し、中古車販売店などに訪問してチェックします。具体的な見積もりを出してもらい、条件に納得できたら契約という流れが一般的です。なお、契約を結ぶためには、書類手続きを行う必要があります。
契約後、購入代金を振り込みます。購入代金の支払い方法としては、現金一括払いやリース、ローン払いなどの選択肢が用意されていることが一般的です。金銭面を加味したうえで、選択肢の中から支払い方法を決定します。現金一括払いが難しい場合は、リースやローンなどを利用することになるでしょう。併せて、名義変更や車庫証明に必要な書類を揃えて販売店に提出します。
その後は、中古車販売店が車の整備・点検を行います。整備・点検箇所は多岐にわたり、エンジン系統・エアコン・ライトなどをチェックします。整備・点検をして問題なく走行できるかどうか、確認する必要があるのです。この段階で問題が見つかった場合は、修理が必要になり、納車までに時間がかかることがあります。また、カーナビなどの取り付けを希望する場合も同様です。別途で作業時間が必要になることを、頭に入れておきましょう。
販売店による車の整備・点検、名義の登録が完了したら、納車の日取りや段取りを相談して決めて、納車という流れになります。
1-2.納車までどれくらいかかる?
中古車の購入は上記のように、さまざまな手続きを行う必要があります。この流れを踏むことで、契約から納車までの期間は約1ヵ月程度かかることが一般的とされています。ただし、この約1ヵ月程度というのは、あくまでも目安です。この目安よりも納車が早くなることもあれば、遅くなることもあります。
2.納車期間が早い中古車・遅い中古車
納車期間が早いか遅いかは、「選んだ中古車の状態」によっても大きく変わってきます。一般的に、車検が残っている状態の中古車であれば、納車が早い傾向にあります。また、軽自動車は車庫届出が名義変更後でよいため、納車期間が早くなる要因となります。さらに、「納車場所」も期間が変動する重要なポイントです。納車場所が販売店の近隣なのか、それとも遠方なのかによって、車両陸送の関係で納車に必要な日数が変わってきます。
繁忙期などで販売店の整備工場やメーカー保証継承を実施するディーラーが混雑している場合などは、納車が遅くなる場合があります。時期によっても納車のタイミングが変わってくることを、念頭に置いておきましょう。
3.中古車の購入に必要なものとは
いざ中古車を購入しようと考えたときに、「何が必要になるのだろうか」と頭を悩ませる人も少なくありません。契約時に「まだ準備していない」と焦らなくても良いように、きちんと中古車の購入時に必要なものをチェックしておきましょう。普通車の購入には、所有者の実印を押した「委任状」、実印だということを証明するための「印鑑証明書」、さらに「車庫証明書」が必要です。軽自動車の場合は、「住民票」と「申請依頼書」という書類が必要となります。
なかでも、車庫証明書は申請してから取得までに時間がかかるため、注意しましょう。通常、普通車であれば3~5日程度はかかると考えておくことが大切です。前もって各書類の準備を整えておくと、そのぶん手続きがスムーズになり、納車までの期間も早くなることが期待できます。
4.納車を早めるためにできること
せっかく購入したお気に入りの車は、「一日でも早く乗りたい」と気持ちになるものです。納車を少しでも早めるためには、どうすれば良いのでしょうか。購入者自身ができることについて見ていきましょう。
4-1.必要書類をスムーズに揃える
納車をなるべく早めるためには、「必要書類をスムーズに揃える」ことが重要です。必要書類がきちんと揃っていないと手続きがなかなか進まず、納車が遅くなる原因につながります。手続きを不備なくスムーズに済ませることで、納車までの期間を早めることができるのです。特に、先述の通り車庫証明書は取得までの時間がかかりやすいため、早めに準備しておくように心がけましょう。
なお、車庫証明書は販売業者が代行取得してくれるサービスがあります。しかし、少しでも早い納車を希望する場合は、自身で車庫証明書を取得するのも良いでしょう。また、印鑑証明や住民票の取得は、市役所に出向く必要があります。必要書類をしっかりと把握し、スムーズに揃える事が納車を早めるポイントです。
4-2.ローンを組むなら審査を済ませておく
中古車の購入でローンを組む場合は、「審査を済ませておく」こともポイントとなります。現金一括払いをする場合を除くと、リースやローンを活用することになるのが一般的です。ただ、特に銀行のマイカーローンを組むとなると、その審査を行うための時間がかかってしまいます。ある程度の時間がかかることを考慮し、早い段階で動くことを意識するのがおすすめです。中古車の購入前に、審査のみ受けることもできます。支払い方法を加味し、ローンの審査が必要な場合は、計画的に動くと良いでしょう。
4-3.自分で車を取りに行く
通常、中古車の納車は販売業者が行うことが一般的です。しかし、販売業者に車を運んでもらう場合は、混み合う時期などは日程調整が難しい場合もあります。すると、納車までにそのぶんの時間がかかってしまうのです。納車を早めたいのであれば、可能であれば「自分で車を取りに行く」ことも検討してもよいでしょう。自ら販売店に出向いて車に乗って帰ってくる、いわば「ピックアップ」を行うのです。この方法であれば、比較的希望の日時にお願いできる可能性が高いです。
4-4.大安の土日祝日を避ける
基本的に、良い日取りは納車が混み合うとされています。そのため、強いこだわりがない場合は、「良い日取りを避ける」ことによって、納車を早められる可能性があります。特に、大安の土日祝日などは納車が混み合いやすい日取りです。こうした日取りは避け、早い納車を希望していることを販売店に伝えておくと良いでしょう。
5.「納車待ち中だけど遅い」という時にできることはある?
すでに契約を済ませて「あとは納車を待つのみ」という状態だと、気持ちがソワソワするものです。とはいえ、いくら納車待ちで「遅い」と気持ちが焦っていたとしても、この段階でできることはありません。納車されるまで、楽しみに待っておくことが無難でしょう。ただし、あまりにも納車が遅い場合は販売店に問い合わせてみるのも一案です。目安として、契約から4週間程度経っている場合は、問い合わせをしてみると良いでしょう。ただ、納車が遅くても整備に時間がかかっていたり、販売店側で契約が立て込んでいたりする可能性もあります。このような場合は納車が遅れることもあり得るため、過度に不安にならないようにしましょう。
6.納車に関する費用を抑えたいなら「カーリース」がおすすめ
納車に関する費用の一つとして、「納車費用」が挙げられます。店舗での納車ではなく、自宅などの指定場所納車の場合は、別途「納車陸送費」がかかります。遠方納車の場合は、費用が高額になる可能性があるため、要注意です。このような場合は、「カーリース」を選ぶことも良い方法といえます。カーリースとは、月々定額で車に乗れるサービスのことです。頭金を用意する必要がなく、自動車税などの税金や自賠責保険料も、月々の費用に含まれているケースが多いです。そのため、金銭的な負担が軽いことが特長です。また、カーリースの場合、納車陸送費を含めたうえで月々定額のリース料が算出されていることがほとんどです。したがって、納車陸送費のことを気にせずに車選びができるのです。
なかでも、「オリックス自動車のカーリース」はおすすめのサービスです。特にオリックス自動車の中古車リースは、Webサイトに掲載されているリース料に、全国への納車費用が含まれています。納車費用を気にせず、中古車を選べることが魅力です。また、個人のお客さまに限り、契約期間終了後に無償で車両を譲渡してもらえるのも大きな魅力です。納車に関する費用を抑えられたり、乗り出し時にまとまった費用が不要なため手軽に車に乗れることが、大きなメリットといえるでしょう。
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スムーズに新しい車に乗るためにできることをやっておこう
契約から納車までの期間をなるべく早くするためには、手続きの基本的な流れや必要なものについて把握しておくことが肝心です。どう準備すれば納車を早められるのか、考えておくことがポイントとなります。また、契約に必要な書類などに不備がないように注意することも大切です。スムーズに新しい車に乗るためにも、できることはしっかりと準備しておきましょう。