中古車の価格はどう決まる?満足できる中古車を安く買うためのコツを紹介

お得に車を購入したいとあれば、中古車を一つの選択として考える方は多いでしょう。ただ、中古車を購入したいと考えているものの、「価格の考え方は新車とどう違うのかわからない」という方は多いはずです。中古車の価格を左右する要素には、どのようなものがあるのか。この記事では、中古車の価格を決める要素や、満足できる中古車をお得に買うためのコツについて紹介します。

1.中古車は一物一価!値段を左右する要素は?

1.中古車は一物一価!値段を左右する要素は?

中古車は車の状態がそれぞれ異なります。そのため、新車とは異なり、同じような車でも個々によって「価格が異なる」ことがあります。中古車の価格は、さまざまな要素を加味したうえで決定します。中古車の価格を左右する要素にはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

1-1.年式

中古車の価格を左右する要素として、まず挙げられるのは「年式」です。年式とは、その車が最初に登録された年を表すものです。一般的に年式が古いものほど、中古車の価格は安くなります。この登録を済ませた年は一般的に「初度登録年」と呼ばれ、「○年式」と呼ばれる事もあります。初度登録年からの経過年数を「○年落ち」というように呼ぶ事もあります。以前は、基本的に車は「10年が寿命」だといわれてきました。しかし、現代は性能が向上したことにより、経年が10年を超えていても問題なく走れる車も多くあります。

1-2.走行距離

走行距離によっても、中古車の価格は左右されます。一般的に、走行距離が短いほど車の状態は良いとされ、その分価格も高くなります。以前は、走行距離は「10万キロが限界」という見方が一般的でした。しかし、性能の向上にともない、10万キロを超えていても問題なく走れる車も多くあります。なお、車の走行距離の目安は「1年間で1万キロ」といわれています。

ただし、走行距離はただ短ければ良いとは限りません。たとえば、年式に対して走行距離が短すぎる場合、長期間放置されていた可能性があり、メンテナンス不足だったり、部品の経年劣化が起きていたりする可能性もあります。このような理由により、一概に走行距離だけで車の状態を判断することは避けたほうが良いでしょう。

1-3.車両状態

車両の状態も中古車の価格に影響します。具体的には、「修復歴の有無」、「外装・内装の傷や汚れ」、「エンジン等の機関部の状態」などによって価格が変わってきます。それ以外にも、ライトやエアコン、パワーウインドウなどの電装品が正常に作動するかどうかも、価格に影響を与える重要な要素です。車両の状態はひと目見ただけでは、なかなか判断できません。そのため、車両検査表を確認するか、車両検査表が無い場合は必ず自分でしっかりと確認を行うことが重要です。可能であれば実際に車に乗ってみて、違和感がないか確認しておきましょう。

1-4.市場

中古車の価格は、市場の「需要と供給」によっても変わってきます。多くの人から求められている、つまり需要が高い人気車種やボディカラーは、そのぶん価格が高くなる傾向にあります。反対に、人気がない車種やボディカラーの車は価格が安くなる傾向にあります。また、中古車の「流通状況」も価格に影響をおよぼすことがあります。同じ車が中古市場に多く出回っていれば、そのぶん希少価値が薄れ、価格も安く設定されやすくなります。

1-5.その他

見落としがちな要素が、中古車を「購入する時期」です。購入時期によって、車の価格が大きく異なることがあります。一般的に車を欲しがる人が多くなる2~3月は価格が高くなりやすいといわれています。反対に、車を欲しがる人が少なくなる4~5月は、価格が安いことが多いのです。また、中古車は販売店によっても価格が変わってくるため、色々な販売店を比較してみましょう。

2.買いたい車の相場を知るには?

2.買いたい車の相場を知るには?

いざ中古車を買おうとしたときに、「まず何をすればいいのだろうか」と悩んでしまう方も少なくありません。中古車を購入する場合は、店舗に足を運ぶ前に、「欲しい車の相場を調べておく」ことが重要です。スマートフォンやパソコンを使えば、インターネット上でおおむねの相場を把握できます。中古車検索サイトなどを活用すると、効率的に調べることができるでしょう。検索にともない、この段階で自分が欲しい車種やグレード、色なども決めておくことが肝心です。また、ある程度の年式や走行距離、購入するエリアなども考えておきましょう。

3.どんな車が良いか迷っているなら!自分に合った車の選び方

3.どんな車が良いか迷っているなら!自分に合った車の選び方

さまざまな情報を見てみたものの、「欲しい車がなかなか決まらない」、「どう決めればいいのか基準がわからない」という方もいるでしょう。車選びに悩んでいる場合は、「車の利用スタイル」から絞り込むことがおすすめです。車をどのような目的で使いたいのかを考えることで、自分に合った車を選びやすくなります。たとえば、どういう用途で、どの程度の頻度で乗り、どのくらいの距離を走るのか、考えておくと良いでしょう。さらに、何年くらい乗る想定で、何人で乗車するのかも合わせて考えを整理しておきましょう。

4.安く買いたいなら注意すべき点

車は高い買い物になるからこそ、「少しでも安く買いたい」と考える方も多いものです。ただし、満足できる車を安く購入するためには、いくつかの要素に注意する必要があります。どのような注意点があるのか、確認していきましょう。

4-1.修復歴などを確認

中古車を購入する際は、「修復歴の有無」を確認することが大切です。重大な問題を抱えた中古車を購入した場合、あとで大きな修理代を支払うことになる可能性もあります。たとえば、車の骨格部分に損傷や修理歴がある「修復歴ありの車」には要注意です。それ以外にも、水没したことのある「冠水車」、整備がきちんとされていない「エンジンなどの機関部位に支障のある車」にも気を付けましょう。こうした要素に問題がある車は、安全性にも関わってきます。いくら価格が安くても、明らかに状態が悪かったり、安全性が懸念されたりする車は避けたほうが無難です。

4-2.諸費用を確認

中古車を購入する際は、車両そのものだけではなく、登録や納車に関わる「諸費用」もチェックしておくことが重要です。「諸費用」とは、自動車税や重量税、自賠責保険料などの「法定費用」の他、「車両登録代行費」「クリーニング費」「車両保証費」「整備費」「納車費」などがあります。販売店によって項目や金額はバラバラです。また、販売店によっては車両本体価格が安いものの、諸費用で高額な料金をとるケースもあり、結果的に支払い総額が高くついてしまうケースがあるので注意が必要です。こうした事態を避けるためにも、必ず見積もりの段階で諸費用を確認しておきましょう。また、他の販売店と比較してみることも大切です。

4-3オプション装備がついているか確認

人によっては、後で設置予定の装備やオプションが付いているかが気になるケースもあります。後悔しないためにも、「欲しい装備やオプションがついているか」どうか、購入前に確認することをおすすめします。特に「ナビ」、「ETC」、「バックカメラ」などは需要の高いオプション装備です。車両に装備されているかどうか、しっかりとチェックしておきましょう。

その車に乗る人が必要とするかどうかによっても異なりますが、後でこれらのオプションを取りつけるとなった場合、その分の費用がかかってしまいます。もしも、どうしても譲れないオプションがある場合は、すでに設置されている中古車に絞り込んで調べることも一案です。あらかじめオプションがついている車を選べば、結果的に購入費用を抑えられます。

コストパフォーマンスを意識して満足できる車を

車は長く使うものであり、安さ以外にも品質や性能、満足度など、総合的なコストパフォーマンスによる判断が重要です。中古車選びが不安な方は、独自の厳しい車両認定基準を設けている「オリックス認定中古車」がおすすめです。修復歴なし・初度登録から9年以内・走行距離9万キロ未満の条件に当てはまる車のみを取り扱い、車両検査専門会社が1台1台状態をチェックして発行する車両検査表を全車に明示しています。また、自社管理のレンタカーやリース車両を中心に販売しているので使用履歴も明確で、さらにナビ・ETC・バックカメラなどがついている車両が多いことも魅力です。

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<記事掲載日>2020年9月15日

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「ORIX U-car」コラム編集部
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