カーリースには車検費用が含まれている?税金や自賠責保険料は誰が払うの?
「月々のリース料に車検代が含まれているのだろうか」「自賠責保険料や重量税は自分で払うのか、それともリース会社が払うのか」。カーリースを検討する中で、このような疑問を抱いたことはありませんか?「カーリースは月々一定額の支払い」と聞いて、整備代の支払いはどうなるのかと気になる方もいるでしょう。そこで今回は、カーリースの料金に含まれる諸費用とリース車両の整備の受け方について解説します。
1.車検費用の扱いはリース会社・商品によって異なる
月々のリース料に車検費用が含まれるかどうかは、リース会社や選ぶプランによって異なります。一般的に車検費用というと、整備費用と法定費用(重量税・自賠責保険料)の2つに分けられますが、後者の法定費用についてはリース料に含まれているプランが主流です。一方、前者の整備費用についてはリース会社や選ぶプランによってまちまちです。また、オプションとしてユーザーが選択できる場合もあります。なお、毎年5月に納税する自動車税(種別割)は、リース料に含まれているのが一般的です。
リース料に車検時の整備費用が含まれている場合でも、内容はさまざまです。リース会社が定めた基本整備項目以外の修理・部品交換については、契約者の負担となるプランもあります。整備費用が含まれているプランを契約する際は、整備項目の範囲を必ず確認するようにしましょう。一般的にリースは長期契約となりますので、車の使用年数が長くなるにつれて修理・部品交換が増え、費用も高額になりがちなので、プランの内容によっては車検に向けてある程度のお金を積み立てておく必要があります。
また、自動車に安全に乗り続けるためには、車検以外にもオイル交換などの定期的なメンテナンスが必要です。それらのメンテナンス費用をリース料に含むプランも普及し始めています。「車の状態が良ければ、契約終了時の査定に有利」だと、リース契約時にメンテナンスプランを勧められたことがある方もいるのではないでしょうか。リース期間中を通して新車のメーカー保証と同水準の保証(延長保証)が付いたプランを提供し、メンテナンス代を含めて支払額を一定にしたいというニーズに対応するリース会社も登場してきています。延長保証が付いていれば、車検時に突発的な部品交換などが発生しても、保証の対象部品であればユーザーは負担せずに済むので安心です。
2.法定費用込みのリースプランなら車検時の出費を抑えられる
車検の法定費用が月々のリース料に含まれていれば、車検時のまとまった出費が抑えられます。ちなみに、2021年4月から適用される自賠責保険料(25カ月契約)と重量税は次のとおりです。
【自家用車の自賠責保険料】
保険期間 | 37カ月 | 36カ月 | 25カ月 | 24カ月 | 13カ月 | 12カ月 |
---|---|---|---|---|---|---|
自家用乗用自動車 | 27,700円 | 27,180円 | 20,610円 | 20,010円 | 13,310円 | 12,700円 |
軽自動車 | 27,330円 | 26,760円 | 20,310円 | 19,730円 | 13,150円 | 12,550円 |
※沖縄県、離島などの一部地域は、上記保険料例と異なります
【重量税(2年分・自家用)】
車両重量 | エコカー減免適用 | エコカー減免適用なし(本則税率) | エコカー以外 |
---|---|---|---|
0.5トン以下 | 2,500円 | 5,000円 | 8,200円 |
0.5トン超1.0トン以下 | 5,000円 | 10,000円 | 16,400円 |
1.0トン超1.5トン以下 | 7,500円 | 15,000円 | 24,800円 |
1.5トン超2.0トン以下 | 10,000円 | 20,000円 | 32,800円 |
2.0トン超2.5トン以下 | 12,500円 | 25,000円 | 41,000円 |
2.5トン超3.0トン以下 | 15,000円 | 30,000円 | 49,200円 |
※13年経過・18年経過の税額は割愛
東京都内に保管場所があるミニバン(車両重量1.5トン~2.0トン、エコカー以外)の例では、継続車検時の2年分の法定費用が約53,000円となり、高額出費だと感じる方もいるのではないでしょうか。特に車検時期と自動車税(種別割)の納付時期と重なる場合、車の排気量によっては合計10万円近い出費が予想されます。カーリースを利用することで、まとまった現金を用意しなくても済むメリットを実感できるでしょう。ちなみに自賠責保険とは別に、契約者が任意で加入する保険(一般的に任意保険と呼ばれる。TVCMなどで見る自動車保険はこちら)は、リース料に含まれていないことがほとんどなので、別途契約者自身で契約・支払いが必要です。
3.リース料に整備費用の有無によってメンテナンスの受け方が違う
月々のリース料に整備費用が含まれているかどうかで、メンテナンスの受け方が異なります。
3-1.リース料に整備費用が含まれている場合
リース会社が指定した整備工場等で車検を受けるのが一般的です。ガソリンスタンドを運営している会社のリース商品の場合は、その会社が運営するガソリンスタンドで整備を受けるといった具合です。メンテナンス付きのプランの場合も同様です。車検やメンテナンスで交換する部品・オイル類は工場が定めたメーカー・グレードのものを使用するため、契約者側でのリクエストは基本的にできません。リクエストに応じてもらえた場合でも、通常使用する部品・オイルとの差額を請求される場合があります。
契約者の判断で指定以外の工場で車検を受けた場合は、車検費用・法定費用とも自己負担となり、リース料からの割引も受けられません。保証が付いている場合は、指定以外の工場で車検を受けた後に発生した車の不具合について、保証を受けられなくなる恐れがある点にも留意が必要です。
3-2.リース料に整備費用が含まれていない場合
車検・メンテナンスともに、契約者が選んだ販売会社や整備工場で受けられます。ユーザー車検を選んだり整備工場の早割特典を利用したりすることで、車検時の整備費用を安く上げることも可能です。交換するオイルの銘柄や部品のメーカーも、自由に選べます。車に関する技術や知識を持っている人の場合は、自分でメンテナンスを行ってもかまいません。ただし、リース契約で禁止されている改造などに該当しないようご注意ください。
4.税金・自賠責保険が含まれている商品がおすすめ
重量税・自賠責保険料や自動車税(種別割)は、どこで払っても金額は同じです。自動車税(種別割)をクレジットカードで支払える都道府県・自治体が増えていますが、支払時期を1~2カ月遅くできるとはいえ、まとまった出費であることに変わりはありません。その点、月々のリース料に税金や自賠責保険料が含まれていれば、まとまった現金を用意しなくて済むだけでなく、納付手続きの手間や管理が省けるメリットもあります。
車検やメンテナンスをリース契約に含めるかどうかは判断が分かれますが、信頼できる整備工場があり、そこでこまめにメンテナンスを行うのが安心だと考えるのであれば、リース契約に含めないのも有力な選択肢となります。リース契約にメンテナンスを含めた場合、整備工場の対応が悪かったとしても別の工場への変更は難しいこともあります。自分が信頼できる工場なら車に関する相談もしやすく、車を大切に乗ろうという気持ちも高まります。契約終了後に車を自分のものにできるリースプランの場合は、リース期間中からきちんとメンテナンスをしておけば、契約終了後も安心して長く乗ることができるでしょう。
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月々のリース料には毎年の自動車税(種別割)はもちろん、自賠責保険料・重量税が含まれているのが一般的です。リース会社やプランによっては、車検時の基本整備料金や法定点検費用込みのプランや、オイル交換やタイヤ・バッテリーといった消耗品の定期交換など、メンテナンス費用を含んだプランも提供されています。車に関するまとまった出費を抑えられるのが、カーリースならではのメリットといえるでしょう。
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