カーリースの契約期間はどう選ぶ?ライフプランに合わせて選ぼう
「月々の支払いを安くしたい」「今は軽自動車で十分だけど、子どもが大きくなったらミニバンに乗り換えたい」。月々の予算や家族構成など、カーリースの契約期間を決める理由はさまざまです。リース会社によって選べる期間も異なります。そのため、契約期間の決断に悩む人も多いようです。今回は、月々の支払額の変化や中途解約リスクに注目しながら、カーリースの契約期間の仕組みについて詳しく解説します。
1.カーリースの契約期間とは?
カーリースの契約期間の設定はリース会社によってさまざまですが、新車の場合だと5年契約・7年契約が一般的です。乗用車の場合、新車を登録して3年後に初めての車検を迎え、それ以降は2年ごとに車検を行うため、車検のタイミングとリース契約の満期を合わせているのが理由です。
近年では個人向けカーリースの契約者が増加しており、幅広い顧客層を獲得するためにリースプランの多様化も進んでいます。ちなみに矢野経済研究所調べによると、個人向けカーリースの契約台数は37万4,000台、前年同期比で121.7%と増えています(2020年3月末時点)。
例えば3年契約のリースでは5年以上の契約と比べて残価を高く設定でき、初回車検を受けない前提での契約なので、維持費を抑えながら最新モデルの車に安く乗りたいというニーズに対応しています。また、9年契約・11年契約のリースでは、月々の支払いを抑えながらグレードが高い車に乗りたいというニーズにも対応しています。このことを考えると、5年契約・7年契約は支払額と乗り換えタイミングとのバランスが良いといえるでしょう。
家族構成などライフスタイルの変化に対応しやすいカーリースも登場しています。1年単位で契約期間を選べるプランや、一定年数を経過すれば契約満了前でも中途解約金を支払わずに解約あるいは別の車へ乗り換えられるプランなど、さまざまな選択肢が用意されています。
2.1カ月からOK!短期リースもある
一部のリース会社では年単位のカーリース契約だけでなく、月単位で契約できる短期カーリースも提供されています。長期出張や期間限定の通院など、長くて数日単位の利用が前提とされるレンタカーではカバーしきれないニーズに対応しています。中途解約時の精算金が比較的安価な上、レンタカーの長期利用・マンスリーレンタルよりも安上がりなのがメリットです。ナンバープレートが「わ」「れ」以外なので、マイカー感覚で乗れるのも特長です。
その反面、リース契約時に審査や車両の名義変更が必要など、レンタカーと比べると手続きは多くなりがちです。リース会社によっては保証金や初期費用の支払いを求められたり、走行距離数が多い中古車を貸し出されたりすることも、契約者によってはデメリットとなるでしょう。
短期リースでは、長期リースと比べて料金が割高な点にも注意が必要です。契約期間に関わらず月々一定の料金が設定されており、車種によってはリース料が新車の2~3倍というケースもあるようです。特に1年以上契約し続ける場合は、長期リースと十分な比較をおすすめします。
3.契約期間が長いほど月々のリース料は安くなる
長期リースでは、同じリース会社・同じ商品で比べた場合、契約期間が長いほど月々のリース料が安くなるのが一般的です。リース料には契約期間中の金利が含まれていますが、販売店のオートローンや一般の割賦払いと比べると、リースでの金利は低い水準といわれています。
月々のリース料の安さに惹かれて、長めの契約期間を選びたくなりがちですが、リースは原則中途解約ができないため、その点を十分に考慮した上で自分のライフスタイルに合った適切な契約期間を決めましょう。
4.適切な契約期間で中途解約リスクを避けよう
契約期間が長いほど月々の支払額を安く抑えられる反面、ライフスタイルや車に対する好みが変わったとしても長期にわたって同じ車に乗り続けることになります。カーリースでは、基本的に契約の中途解約ができない仕組みだからです。
リース会社の承諾を得てカーリースを中途解約すれば車を乗り換えられますが、本来のリース期間が終了するまでのリース料は中途解約金として一括で請求されます。中途解約金は違約金という位置づけなので、現金一括払いを求められるのがほとんどです。リース料総額220万円のカーリースを7年契約で結んだ場合(月々の支払額2万6,190円)の中途解約金を試算してみましょう。
解約時期 | 満期までの残り期間 | 中途解約金の額 |
---|---|---|
12カ月目 | 60カ月 | 157万1,400円 |
24カ月目 | 48カ月 | 125万7,120円 |
36カ月目 | 36カ月 | 94万2,840円 |
48カ月目 | 24カ月 | 62万8,560円 |
60カ月目 | 12カ月 | 31万4,280円 |
カーリース契約後2年目までの解約では、軽自動車の新車本体価格に匹敵する額の中途解約金が必要となることがわかります。残価を設定した場合は、車の状態や走行距離によって精算金を別途請求されることもあります。カーリースをする前に、結婚や出産・転勤・介護など、将来起こり得るライフイベントや生活スタイルの変化を考えて契約期間を決めるのが重要です。
なお、中途解約リスクは車両の故障・老朽化にも潜んでいます。長期の契約では、契約満期が近づくにつれて車の故障や老朽化に伴ってメンテナンス費用が高額となる傾向です。仮に廃車を余儀なくされた場合はその時点でリース契約が終了となり、中途解約金の請求対象にもなります。車を修理して長く乗り続けるか、中途解約金を支払った上で新車に乗り換えて故障リスクを回避するかの判断も求められるでしょう。
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カーリースは各種ローンと同様に、契約期間が長くなるほど月々の支払額が安くなるのが一般的です。最近では、9年契約・11年契約といった長期リースを提供する会社も登場しています。一方、リース期間の途中で解約すると中途解約金の支払いが必要で、特に短い期間での解約では高額の精算金になりがちです。将来のライフスタイルを考えながら、適切な契約期間を決めるのがお得にカーリースを活用するコツといえます。
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